ミレーナ(避妊リング)

Mirena

ミレーナとは

ミレーナとは

避妊や生理痛にお悩みの方へ

ミレーナとは、子宮内に装着するタイプの小さなT字型の避妊具のことです。「避妊リング」や「IUS」とも言われています。ミレーナを子宮内に入れると、レボノルゲストレルという黄体ホルモンが継続的に放出されるため、子宮内膜が薄い状態を保つことができ、着床を防ぎます。また、同様の効果により、過多月経や生理痛などのお悩みに対しても有効性を示します。

※大変恐縮ですが、現在ミレーナの新規受付は停止しております。

避妊・生理のお悩み一覧

 ミレーナ適用の症状
  • 01
    長期間に渡る避妊効果がほしい
  • 02
    コンドーム以外の避妊方法を知りたい
  • 03
    今後妊娠する予定がない
  • 04
    低用量ピルを服用することができない
  • 05
    避妊のコストをなるべく抑えたい
  • 06
    過多月経・月経困難症の悩みを解消したい

ミレーナの効果

ミレーナは主に「避妊」「月経困難症・過多月経の改善」の2つの効果があります。それぞれの効果について、くわしくご説明いたします。

避妊効果 現在日本では、低用量ピルの内服やコンドームを使用した避妊方法が一般的ですが、ミレーナは一度装着すると最長で5年ほど交換の必要がなく、毎日薬を服用する必要もないため、従来の避妊方法よりもコストパフォーマンスが良く手軽な点が好まれています。またミレーナは、副作用によって低用量ピルが服用できない方や、血栓症のリスクが考慮される40歳以上の方、喫煙される方、肥満体形の方にも安心してご使用いただけます。ミレーナは子宮内だけに効果を発揮するため、低用量ピルに比べると副作用が少ないことも特徴です。
月経困難症・過多月経の改善 ミレーナは長期間の避妊を目的に使用されることが多かったのですが、月経困難症や過多月経の改善にも効果的であるため、近年では生理のお悩みを抱える方の治療として使用するケースが増えてきています。具体的には、黄体ホルモンであるレボノルゲストレルが約5年間放出され続けることで、子宮内膜の増殖を抑えて、痛みや炎症を起こす体内物質の産生を減らすため、生理痛や生理に伴う出血(経血)の量を減少させることができます。

ミレーナの副作用

ミレーナによる副作用として、下記の症状が生じることがあります。

副作用

・生理周期、出血日数の変動
・生理の時期以外の出血
・腹痛
・卵巣嚢胞(らんそうのうほう)

※また、重篤な副作用として、ごく稀に下記の症状が現れる場合があります。

・骨盤内炎症性疾患(PID)
・穿孔
・異所性妊娠(子宮外妊娠)
・卵巣嚢胞破裂

ミレーナを挿入してから数日間は、おりもの・下腹部痛・腰痛等の症状が出る可能性があります。また、装着後3〜6ヵ月間は、生理の時期以外にも少量出血する場合があります。これらの症状は、時間の経過と共に落ち着くため、過度に心配する必要はありません。

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診療時間 9:00~18:00

ミレーナ挿入までの流れ

1.診察

まずはご来院いただき、診察と、超音波検査にて子宮・卵巣の状態を確認させていただきます。出産経験の有無や、お悩みなどをお伺いした上で、ミレーナの適用について決定いたします。
※ミレーナの装着前に性感染症の有無についても確認が必要となります。

2.ミレーナの装着

生理がはじまったら、お電話またはWEB予約にてご予約いただき、生理開始から7日以内にミレーナを装着します。ミレーナの装着は数分で完了します。ミレーナ挿入後に出血する場合があるため、ナプキンはお持ちいただくようお願いいたします。なお、経産婦の方は出産により子宮口が開いているため、ほとんど痛みを感じることがありませんが、出産経験がない方の場合は子宮口を開いてからミレーナを装着することとなりますので、痛みを伴う場合があります。

ミレーナ装着後の注意点

ミレーナ装着後のイメージ

ミレーナの脱出について

ミレーナは気付かないうちにずれたり、外れて脱出してしまうことが稀に起こります。子宮口の周辺にミレーナの抜去用の糸がありますが、違和感があったとしても、ご自身で糸を引っ張ることは絶対にしないでください。もし異変を感じたら、お早めに当クリニックまでご相談ください。また、定期検診を必ず受けていただき、ミレーナが正しい位置にあるかを定期的に確認するようにしてください。ミレーナの抜去についてご不明な点がありましたら、診察時にお申し出ください。

ミレーナが適さない方

ミレーナが適さない方

下記に1つでも当てはまる方は、ミレーナを装着することができません。予めご了承いただきますようお願いいたします。

  • ・月経の時期以外に不正出血が起こる
  • ・ミレーナの成分に過敏症があり、身体に合わない
  • ・3ヵ月以内に性病と診断された
  • ・妊娠中、妊娠の可能性がある
  • ・肝障害や肝腫瘍がある
  • ・子宮外妊娠を経験したことがある
  • ・子宮頸管炎や腟炎と診断された
  • ・骨盤内炎症性疾患(PID)である、または何度も繰り返している
  • ・以前ミレーナの装着時に強い痛みがあり、脈が遅くなったことがある
  • ・子宮の位置や形について、異常を認められたことがある
  • ・3ヵ月以内に子宮内膜炎または感染性流産を経験した
  • ・性器癌や黄体ホルモン依存症腫瘍を患っている、または可能性がある

ミレーナのよくあるご質問

ミレーナの避妊効果はどれくらいありますか?
A.ミレーナの避妊効果は、最長約5年です。一度装着してしまえば、長期間の避妊効果があるため、避妊方法の中では特に費用対効果が高いと言えます。
ミレーナを装着すると太りますか?
A.ミレーナ装着の副作用で体重が増えるということはございません。安心してご使用いただけたらと思います。
ミレーナを入れると臭い対策になりますか?
A.ミレーナを挿入したからといって、デリケートゾーン特有の臭いがなくなるということはありません。稀に生理の経血の臭いが控えめになったというお声をいただくことはありますが、現時点ではそのような医学的根拠は特にございません。恐れ入りますが、ご理解いただけますと幸いです。
ミレーナはいつのタイミングで装着しますか?
A.ミレーナは、生理の終わりかけに装着する必要があります。生理開始日を1日目として、5~7日目の挿入をご案内しています。そのため、生理がはじまったタイミングでご予約いただくようにお願いいたします。
ミレーナの装着後、避妊効果はいつからありますか?
A.ミレーナの避妊効果は、ミレーナの装着後からすぐに得ることが可能です。
ミレーナの装着は痛いですか?
A.ミレーナ装着時の痛みは、出産経験によっても変わります。経産婦の方は、出産によって子宮口が開いているため、ほとんど痛みを感じることはありません。ただし、帝王切開にて分娩された方や、出産経験がない方は、痛みを感じる場合があります。そのため、ミレーナを装着する前に子宮口を広げる事前処置を行います。痛みについてご心配な方は、診察時にお申し出ください。
ミレーナを抜くのは簡単ですか?
A.ミレーナには抜去用の糸がついており、比較的簡単に抜去することが可能です。ただし、抜去用の糸はご自身では絶対に引っ張らないでください。ミレーナを取りたいときは、必ず受診するようにしてください。
ミレーナはずれることがありますか?
A.ミレーナは、ごく稀にずれたり外れたりする場合があります。そのため、ミレーナ装着後は定期検診をお受けいただき、ミレーナがきちんと正しい位置にあるかどうかを確認するようにしてください。
ミレーナは保険適用ですか?
A.ミレーナは、月経困難症や過多月経の改善が目的で使用する場合は保険適用となります。避妊することが目的の場合には、保険適用とはならないため、予めご了承ください。
ミレーナの装着後に妊娠を希望した場合、どうしたらいいですか?
A.ミレーナを抜去すると、身体が妊娠可能になります。妊娠を希望されることになった際は、抜去のためにクリニックまでお越しください。
ミレーナの装着中に妊娠するとどうなりますか?
A.万が一ミレーナの装着中に妊娠してしまった場合は、状況によって抜去の必要性を検討しなくてはいけません。もしも異変を感じた方は、お早めにクリニックを受診するようにしてください。

News

お知らせ

  • 2024/4/9

    臨時休診は4月7日です。

  • 2024/03/28

    子宮頸がんワクチンのキャッチアップ接種が2025年3月31日で終了します。くわしくはキャッチアップ接種の終了についてをご覧ください。

  • 2023/01/05

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