妊娠12週未満の初期中絶手術

Early-abortion

初期中絶手術とは

初期中絶手術とは、妊娠12週未満の方が受けられる中絶手術のことです。中絶手術には、初期中絶手術と中期中絶手術がありますが、初期中絶手術は患者様のお身体への負担が比較的少ないといった特徴があります。

初期中絶手術は、入院する必要がなく、診断・手術・ご帰宅までおよそ2〜3時間です。当クリニックでは、女性の医師が手術を担当させていただき、患者様の身体だけでなく、心のケアも大切にしております。妊娠12週未満で、中絶手術に関してお悩みの方は、まずは当クリニックの医師にご相談ください。

初期中絶手術の特徴

当クリニックでは、初期中絶手術に「吸引法」を用います。吸引法は、吸引管を子宮内に入れて内容物を吸い取る方法です。従来の「掻爬(そうは)法」に比べ、安全性が高いことが特徴です。

吸引法は、静脈麻酔を用いるため痛みを感じることはほとんどありません。また、手術時間が10分程度と短く、診断からご帰宅まで2〜3時間ほどで完了します。日帰り手術が可能なため、患者様のご負担も軽くなります。

初期中絶手術までの流れ

1.妊娠週数の確認・検査

はじめに、超音波検査・血液検査・クラミジア、淋菌検査を行います。超音波検査では、妊娠週数の確認と、正常妊娠かどうかを確認します。クラミジア、淋菌に感染している場合、中絶手術後に腹膜炎を引き起こす可能性があるため、注意が必要です。

なお、合併症をお持ちの患者様には、安全上の理由から治療・手術をお断りする場合があります。くわしくはお問い合わせください。

2.中絶手術日時の予約

妊娠週数の確認などが終わりましたら、中絶手術を行う日を予約していただきます。原則として、妊娠5週以降でしかご予約はお取りできません。妊娠5週未満の中絶手術は、子宮の壁に傷がついたり、胎嚢(たいのう)を取り残したりする危険性があるからです。

妊娠6〜9週までの初期妊娠の期間が、母体への負担が少ないと考えられています。お急ぎの場合は、お電話にてお問い合わせください。

3.中絶手術

ご予約いただいた日に、中絶手術を行います。手術前には、子宮を傷つけないための前処置を行います。当クリニックで行う吸引法は、10分程度で終了します。麻酔が覚めるまで2〜3時間別室にて安静にしていただき、お薬や術後の経過についてご説明した後、お帰りいただきます。中絶手術の費用は、妊娠週数や曜日によって異なりますが、121,000円(税込)〜となります。

初期中絶の確認事項と注意点

当クリニックでは、母体保護法認定医が母体に負担の少ない中絶手術を行なっています。患者様の健康面に配慮した手術を行うために、当クリニックでは以下の事項を事前に確認しております。手術には注意点もあるため、併せてご確認ください。

手術前の確認事項

  • ・手術前にしっかりと問診を行い、合併症や異常がないことを確認します。
  • ・子宮外妊娠でないことを確認し、手術に適した時期を決めます。
  • ・未婚・既婚を問わず、中絶手術を受けるためには同意書が必要です。
    手術当日までに、本人とパートナーが署名・捺印した同意書を必ずお持ちください。
  • ・未成年者が中絶手術を受ける際には、保護者の同意も必要です。
  • ・合併症をお持ちの患者様には、安全上の理由から、手術をお断りする場合がございます。くわしくはお問い合わせください。

手術中に関して

  • ・中絶手術には、静脈麻酔を使用します。患者様が眠っている間に、超音波で胎児を確認しながら手術します。
  • ・手術時間は3〜10分程度です。出血は少量で済みます。

手術後の注意点

  • ・手術後は普段通りの生活を送っていただけますが、無理をしたり疲れたりするようなことは避けてください。
  • ・手術後身体に異変を感じられた場合は、すみやかに当クリニックまでご連絡ください。
  • ・手術後の診察・経過観察は、必ず受診するようにしてください。

News

お知らせ

  • 2024/3/22

    休診曜日は日曜です。 臨時休診は3月23日・4月7日です。

  • 2024/03/28

    子宮頸がんワクチンのキャッチアップ接種が2025年3月31日で終了します。くわしくはキャッチアップ接種の終了についてをご覧ください。

  • 2023/01/05

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