婦人科検診

Examination

一部予約制限について

現在一時的に保険診療のご予約を制限させていただいておりますが、
直近でも承れる場合がありますので、予約をご希望の方は、お電話にてお問合せ下さい。

4月以降、産婦人科専門医である中村聡一先生、
工藤沙織先生が診療に加わります。
医師の診療枠が増え、診療体制の強化ができ、
予約制限の緩和・改善を見込んでおります。
※恐れ入りますが、医師の指名は承っておりませんのでご了承ください。

婦人科検診について

婦人科検診は何か症状がある方が具体的に検査をする目的であったり、ブライダルチェックと呼ばれる結婚前の女性を対象とした検診と思われがちですが、婦人科疾患の早期発見や、妊娠に影響のある病気の有無を確認するため、年代問わず定期的に受けていただきたいと考えております。


どのような病気でも、早期発見・早期治療をするに越したことはありませんが、中でも子宮や卵巣などの婦人科系の病気は、早期発見が重要な病気であるにも関わらず自覚症状がないケースもあるため、可能であれば一年に1回は受けていただくことをおすすめいたします。なお、当クリニックでは乳がん検診など、胸の症状に関する診療は行っておりませんので、予めご了承ください。

ブライダルチェックとは

ブライダルチェックとは

ブライダルチェックとは、将来、妊娠・出産を考えている女性におすすめの婦人科検診のことです。ブライダルチェックは結婚予定の女性を対象とした検診であると思われがちですが、妊娠・出産に関わる婦人科疾患の早期発見に結びつきやすいため、すでに結婚されている方や結婚のご予定がない方でも、受けておくと安心です。また普段は大きな問題のない疾患でも、デリケートな時期である妊娠中は、母体や胎児に大きな影響をもたらすこともあります。妊娠を考え始めた方は、一度チェックされることをおすすめします。

20代の方はファーストステップチェック

20代の方はファーストステップチェック

生理痛が重く鎮痛剤を服用していたり、経血の量が多いなど、毎回生理が来るたびに憂鬱さを感じているけれど、病院へ行くほどでもない・・・と思っている方がとても多くいらっしゃいます。しかし、子宮内膜症・子宮腺筋症・子宮筋腫などの婦人科疾患を抱えている場合に、生理痛や下腹部の痛みなどにサインが現れていることがあります。当クリニックでは、性成熟期を迎えた20代の方へ向けて、ご自身の身体について知るためのファーストチェックとして婦人科検診をおすすめしております。

HPV感染から子宮頸がん発症までの流れ

20歳以上の女性対象|2年に1回推奨の検査

婦人科検診の中には、2年に1回は受けたほうが良い検査があります。どちらも大切な検査なので、確認しておきましょう。

子宮頸がん検査(子宮頸部細胞診)

2年に1回の受検をおすすめするのが、子宮頸がん検査です。この受検頻度は、日本医師会で推奨されています。検査対象は、20歳以上の性交経験がある全ての女性です。子宮頸がん発症の原因は、ヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスで、性行為によって感染します。そのため、性交経験がある方は、必ず受けていただきたい検査です。2年に1回では少ないと感じるかもしれませんが、子宮頸がんはがんの中でも比較的進行がゆっくり進むので、2年ごとの検査が推奨されています。しかし、がんは早期発見をすることが完治への近道であるため、毎年受けられる方も数多くいらっしゃいます。

HPV遺伝子検査

HPV遺伝子検査も、子宮頸がん検査同様に2年に1回は受検したい検査です。HPV遺伝子検査は、子宮頸がん発症の原因となる、HPVへの感染有無を調べます。検査の対象となるのは、子宮頸がん発症リスクが高い“高リスク型HPV”のみです。HPVは、ごくありふれたウイルスで、性交経験がある女性は一生のうちに一度は感染するといわれるほどで、コンドームでの予防が十分な効果を発揮しません。HPV遺伝子検査の方法は、子宮頸がん検査と同じやり方のため、子宮頸がん検査と同じタイミングでお受けになると、一度の検査で2種の検査が可能になります。なお、ご自宅などでご自身で検査ができるセルフチェックキットもご用意しております。

婦人科検診の検査項目

子宮頚部細胞診
(子宮頸がん検査)
子宮頸部細胞診は、子宮の入り口部分を綿棒やブラシなどの器具で擦って粘膜細胞を採取し、がん細胞・なりかけているもの(異型細胞)の有無を顕微鏡で観察する検査です。性行為の経験がある人が対象の検査で、子宮頸がんの危険性をチェックします。
経腟超音波検査 経膣超音波(エコー)の機械を膣内に挿入し、子宮と卵巣の大きさや形、位置、状態、腫瘍の有無など、異常がないかを調べます。子宮筋腫や子宮内膜の異常、卵巣腫瘍の有無やその種類、妊娠の有無、子宮周囲にたまった腹水や血液の有無、排卵の予想など、たくさんのことがわかる検査です。
性感染症検査 性感染症(STD)の種類によって、おりもの検査と血液検査があります。当クリニックでは、クラミジア、淋病、梅毒、トリコモナス、カンジタ感染、HIV(ヒト免疫不全ウイルス)、B型肝炎、C型肝炎、成人T細胞白血病、単純ヘルペスの検査を行っております。性感染症についてくわしく知りたい方はこちらをご覧ください。
風疹抗体検査 風疹の抗体の有無を調べるための採血検査です。風疹は発熱などの症状とほぼ同時に全身に発疹が出る感染症です。抗体を持たない妊娠中の女性が風疹にかかると、赤ちゃんに先天性風疹症候群(難聴や心疾患、白内障や緑内障などの障害)を起こすことがあります。妊娠を希望される方は、事前に検査しておくことをおすすめします。
B型肝炎 B型肝炎ウイルス(HBV)の有無を血液検査で調べます。HBs抗原というHBVの外殻を構成するたんぱく質が血液中にあるかを測定し、陽性の場合には、体内にB型肝炎ウイルスが存在すると考えられます。陽性の場合は肝酵素の値なども合わせてみながら、適切な治療や経過観察を受ける必要があります。
貧血検査 貧血は、採血で血液中の赤血球(RBC)・ヘモグロビン(Hb)・ヘマトクリット(Ht)、これら3つの値を調べることで状態がわかります。貧血の中で最も多いのが鉄欠乏性貧血で、成人女性の約10%がこの貧血で、約40%が鉄欠乏状態にある予備軍といわれています。鉄欠乏性貧血の場合、基本は食事療法と鉄剤の服用です。他には難病の再生不良性貧血、赤血球がこわれやすい溶血性貧血、ビタミンB12の欠乏による悪性貧血や病気が原因でおこる二次性貧血などがあります。
甲状腺機能検査 甲状腺の病気の中には甲状腺ホルモンが多すぎたり不足したりする病気があり、治療せずにいると、自覚症状がなくても心臓や肝臓などに負担がかかってきます。この状態を見つけるための血液検査が甲状腺機能検査です。妊娠中に甲状腺ホルモンの過不足があると、流産や早産、高血圧の原因になったり、お腹の赤ちゃんに影響を及ぼす場合があるため、きちんと検査をしておくことが大切です。
HPV遺伝子検査 HPV遺伝子検査は、子宮頸部を綿棒のような検査専用の器具で、子宮頸部を優しくこすって、細胞を採取します。検査に伴う痛みは、ほとんど無いのですが、検査後ごくわずかな出血がある可能性があります。結果は、HPV感染があると「陽性」、無いときは「陰性」と表記します。一度陽性の結果が出ても、HPVは自然に消滅する可能性があるため、再検査をすると陰性となるケースもあり、陰性の結果が出ても、その後に感染したときは、陽性になることもあります。そのため、定期的な検査を受けることをおすすめします。

News

お知らせ

  • 2024/3/22

    休診曜日は日曜です。 臨時休診は3月23日・4月7日です。

  • 2024/03/28

    子宮頸がんワクチンのキャッチアップ接種が2025年3月31日で終了します。くわしくはキャッチアップ接種の終了についてをご覧ください。

  • 2023/01/05

    VIO医療脱毛と膣ハイフの期間限定キャンペーン中です。