中絶後の性行為はいつから?

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中絶手術後の性行為や仕事はいつから?

中絶手術は、お身体やお心にご負担の大きい手術です。そのため、中絶手術後はいつから仕事や家事に復帰できるのか、また、性交渉はいつから可能なのか、ご不安を抱えている方も少なくありません。ここでは、中絶手術後の正しい過ごし方や注意点についてご説明します。

中絶後の性行為はいつから?
妊娠しにくいって本当?

中絶後の性行為のイメージ画像

手術の方法や、子宮内膜の回復具合により個人差がありますが、一般的には中絶から1~2週間後に性交渉が可能です。子宮内膜が回復していないうちに性行為をすると、出血や感染症のリスクが高まります。自己判断をせずに医師から指示された期間を守り、術後の検診をきちんと受けましょう。

中絶後の性交渉は、感染症の予防および避妊のために避妊具の正しい使用が推奨されています。また、行為中に強い痛みや出血、ご不安を覚えた際には性行為を中断してください。

中絶で不妊になることはありません

合併症などが生じない限り、中絶手術が原因で妊娠しにくい身体になったり、不妊になったりするリスクはありません。

妊娠12週未満までの初期中絶手術は、子宮内容物をスプーンのような器具で掻き出す、もしくはストロー状の器具で吸引をする手術です。妊娠12週以降、22週未満の中期中絶は、出産と同じような娩出方法で行います(当クリニックでは、中期中絶は行っておりません)。

どちらも卵巣や卵管に直接的な影響を与えず、また、中絶の際に傷ついた子宮口や子宮内膜も時間の経過ともに回復します。妊娠・中絶によって乱れたホルモンバランスも、数週間で元のサイクルに戻ります。

中絶後の翌日のお仕事について

中絶後の翌日に仕事をしているイメージ画像

仙台駅前婦人科クリニックで行っている、妊娠12週未満を対象にした「初期中絶手術」であれば、手術の翌日から無理のない範囲でデスクワークや軽い家事を行っていただけます。

ただし、痛みの感じ方やお身体の回復には個人差があるため、全ての方に翌日からのお仕事や家事を推奨しているわけではありません。体調の変化や腹部の強い痛みを感じた際は、優先して身体をお休めください。

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診療時間 9:00~18:00

中絶手術後に気をつけること5点

中絶手術後に気をつけること5点を解説(運動・薬・飲酒・心・生活)

上記以外にもクリニックで指示された注意点を守り、身体の異変を感じたら、すぐに医療機関を受診してください。

1.激しい運動を控える

激しい運動や重いものを持ち上げる力仕事、立ちっぱなしの作業などは、お身体の回復を遅らせるため、最低でも1週間はお控えください。

医師から指定された休養期間が過ぎた後も、ハードな運動から始めず、ご自分の体調と相談しながら、徐々に身体を慣らしていきましょう。

2.衛生的な生活を心がける

感染症予防のため、バスタブに浸かっての入浴は中絶1週間後から可能です(シャワーは当日から可能です)。銭湯・サウナやプールの利用は、1カ月お控えください。

また、免疫力が低下している期間でもあるため、タンポンの使用や同じナプキンの長時間利用も、数週間お控えください。

3.過度な飲酒を控える

手術後は、身体が回復するためにエネルギーや栄養を必要とします。アルコールを摂取すると、身体がアルコールの分解を優先させ、回復が遅くなるリスクが高まります。また、アルコールによって血管が弛緩し出血量が増える可能性もあります。

子宮が元の状態へ戻り、出血がなくなっていれば飲酒可能ですが、具体的な日にちは検診日に医師と相談してください。

4.処方された薬を正しく服用する

仙台駅前婦人科クリニックでは、感染予防のための抗生物質と、痛みが発生した際の鎮痛剤をお渡ししています。鎮痛剤は痛みがある場合のみの服用で問題ありませんが、抗生物質は処方された分をすべて飲みきってください。

抗生物質の服用を途中でやめてしまうと、抵抗性をつけた細菌が生き残り、感染症を発生させるリスクが高まります。

5.精神的なストレスを抱えない

仙台駅前婦人科クリニックでは、感染予防のための抗生物質と、痛みが発生した際の鎮痛剤をお渡ししています。鎮痛剤は痛みがある場合のみの服用で問題ありませんが、抗生物質は処方された分をすべて飲みきってください。

抗生物質の服用を途中でやめてしまうと、抵抗性をつけた細菌が生き残り、感染症を発生させるリスクが高まります。

仙台駅前婦人科クリニックの
中絶手術について

仙台駅前婦人科クリニックでは、必ず母体保護法指定医が中絶手術を行っています。手術後のアフターフォローはもちろんのこと、性行為や妊娠・出産についてもご相談いただけます。ピルの処方やミレーナの取り扱いもあるため、ぜひかかりつけ医としてご利用ください。

当クリニックで中絶手術を無理におすすめすることはありませんが、中絶手術が受けられる期間には限りがあります。中絶をするか迷われている方も、まずは妊娠週数の確認だけでもご来院ください。出産を決められた方には、産科への紹介状のご用意も可能です。

中絶後のよくあるご質問

中絶後になりやすい病気などはありますか?
A.衛生面に気を配り、回復期間を正しく過ごしていれば、なりやすい病気は特にありません。しかし、精神的なストレスから心的外傷後ストレス障害(PTSD)などを発症するリスクもありますので、ご不安が強く出ている場合は専門家や信頼できる周りの方にご相談ください。
中絶後に出血がありました。なにかの病気でしょうか?
A.中絶後は、1~2週間程度の出血や腹痛が継続する場合があります。出血量は、ごく少量の出血から生理2日目のような多量の出血など個人差がありますが、いずれも徐々に減っていくため、ご安心ください。あまりにも出血量が多く、激しい痛みが継続する場合は、クリニックにご相談ください。
中絶手術は日帰りが可能ですか?
A.仙台駅前婦人科クリニックでは、日帰りが可能な妊娠12週未満を対象にした初期中絶手術を行っています。初期中絶はほとんどのクリニックが日帰り、もしくは1泊2日で行っていますが、妊娠12週以降22週未満の中期中絶は約1週間程度の入院が必要です。
中絶手術の費用は保険適用になりますか?
A.中絶手術は、原則として保険が適応されません。術前の検査なども含めて、すべて自費診療となります。ただし、妊娠が母体に重大な危険をもたらす恐れがあると医師が判断した場合は、保険が適応されるケースがあります。
中絶(人工妊娠中絶)は、なぜ22週未満なのですか?
A.日本産婦人科学会では、中絶を「胎児が、母体外において、生命を保続することのできない時期に、人工的に、胎児及びその付属物を母体外に排出すること」と規定しています。この「母体外において、生命を保続することのできない時期」が妊娠22週未満であるため、中絶を希望する場合は、決められた期間内に行う必要があります。

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  • 2024/4/9

    臨時休診は4月7日です。

  • 2024/03/28

    子宮頸がんワクチンのキャッチアップ接種が2025年3月31日で終了します。くわしくはキャッチアップ接種の終了についてをご覧ください。

  • 2023/01/05

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