妊娠したかも?と思ったら

Pregnant

妊娠初期の症状

「生理がなかなかこない」「体調不良が続いている」
これらの症状は、妊娠しているサインかもしれません。妊娠を希望していた女性にとっては、とても嬉しいサインでしょう。しかし、予期せぬ妊娠の可能性に戸惑い、一人で悩んでいる女性も多くいらっしゃいます。

どのような場合であっても、妊娠したかもしれないと感じる症状があった場合は、お早めに産婦人科を受診することをおすすめします。正常妊娠ではなく、異所性妊娠などの異常妊娠の可能性もあるためです。また、予期せぬ妊娠をしてしまった場合にも、できるだけ早く対処することで、身体への負担を減らして中絶手術を行うことができます。

ここでは「妊娠したかもしれない」と感じたときに、とるべき行動についてご説明します。

【医師監修】
妊娠判断のセルフチェック

簡単セルフチェック

まずは、妊娠初期症状があるかどうか、セルフチェックで確認してください。
下記の症状に当てはまる場合は、妊娠の可能性があります。

  • □ 生理予定日を1週間以上過ぎたけれど、
    生理がこない
  • □ 37度台の微熱が続き、身体がいつもより
    熱っぽい気がする
  • □ 身体がだるく、重い感じがする
  • □ 強い眠気がある
  • □ 立ちくらみやめまいが起こる
  • □ 胸の張りや痛みがある
  • □ すぐにイライラする
  • □ 怒りっぽくなった気がする
  • □ 身体のむくみが気になる
  • □ 胃もたれや胃のムカつきが気になる
  • □ 今まで気にならなかった食べ物のニオイに吐き気を催す
  • □ おりものの量が増えた
  • □ トイレに行く回数が増えた

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診療時間 9:00~18:00

妊娠確認の注意点と基礎体温

妊娠初期症状があるときは妊娠検査薬を使用し、その後婦人科を受診しましょう

妊娠初期症状と基礎体温について

妊娠初期の症状には個人差があります。症状が強く出る方もいれば、ほとんどない方もいらっしゃいます。妊娠初期症状がほとんどない方で、もともと生理不順であった場合、妊娠に気付くのが遅れてしまう可能性があります。正常妊娠であれば大きく問題はありませんが、異所性妊娠や胞状奇胎など、異常妊娠だった場合には、早急に治療を行わないと、命に関わる可能性もあります。

初期症状をチェックすることも大切ですが、妊娠の可能性を伴う性交渉を持つ女性は、基礎体温を記録して、低温期・高温期の状態を確認する習慣を身につけておくと良いでしょう。3週間以上高温期が続いている際には、妊娠している可能性があるので、妊娠初期の症状が出ていなくても、心配な方は産婦人科を受診してください。

妊娠確認の方法

妊娠かもしれないと思ったら、以下の順番で妊娠の確認をしてください。

1:妊娠検査薬を使用する

妊娠したかもと思ったら、まずは市販の妊娠検査薬を使用して、妊娠の確認をしてください。通常生理予定日の1週間後から、妊娠検査薬は使用できます。尿をかけるだけで検査が完了するので、検査時間は1分程度です。妊娠検査薬にはっきりとしたラインが現れたら、妊娠しているサイン(陽性)です。陽性であることが確認できたら、お早めにクリニックを受診することをおすすめいたします。

2:産婦人科を受診する

市販の妊娠検査薬で妊娠を確認したら、産婦人科を受診してください。産婦人科では、超音波検査や内診などで、妊娠を確認します。このとき、正常妊娠か異常妊娠かなどもわかるため、妊娠検査薬で陽性反応が出た際には、早めに産婦人科を受診し、正常妊娠であるかを確認してください。なお、陰性であっても、身体の不調を感じる場合には、お気軽にご相談ください。(当クリニックは産科を併設していないため、出産までの継続的な妊婦検診は行っておりません。予めご了承ください。)

妊娠発覚時にするべきこと

基礎体温の推移グラフ

妊娠していることがわかったら、すぐに産婦人科を受診し、異常妊娠でないかを確かめてください。その上で、パートナーの男性とよく話し合い、今後の方針をできるだけ早く決定しましょう。出産希望の場合には、当クリニックでは分娩を扱っていないため、他院をご紹介します。

また、やむを得ない理由で出産を希望されない場合には、人工妊娠中絶手術が必要です。中絶治療は、母体保護法により妊娠22週未満であれば実施可能ですが、女性の身体の負担を減らすためには、妊娠7〜9週頃の実施が望ましいと考えられています。そのため、パートナーと相談した上で、中絶手術を決められた際には、できるだけ早くクリニックに相談してください。

なお、当クリニックでは、妊娠12週未満の初期中絶手術を扱っておりますが、妊娠12〜22週の中期中絶治療は対応できかねます。

妊娠についてよくあるご質問

最後に、妊娠についてのよくある質問をご説明します。この他にも不明点などがある場合は、当クリニックまでお問い合わせください。

妊娠検査薬はいつ頃使用すれば良いですか?
A.生理予定日の1週間後から、妊娠検査薬を使用することが可能です。適切な期間に使用しないと、妊娠検査が正確に行えない可能性がありますので、ご注意ください。
妊娠検査薬でフライング検査をしても結果は同じですか?
A.「妊娠したかもしれない」と感じて、妊娠検査薬が本来推奨している適切なタイミング(生理予定日1週間後に検査)を待てずに検査される方も多くいらっしゃいます。検査のタイミングが早すぎると、妊娠すると尿に含まれるホルモンの「hCG(ヒト絨毛(じゅうもう)性ゴナドトロピン)」がしっかりと検知できず、妊娠していたとしても検査薬で陰性になる可能性があります。待ちきれず、ついついフライング検査をしたいという気持ちは分かりますが、焦らずに適切なタイミングでの妊娠検査薬の使用をおすすめいたします。
妊娠検査薬に誤判定はありますか?
A.妊娠検査薬は、正しい時期に正しく使用することで、精度が99%と言われています。しかし、ごく稀にですが、妊娠していなくても、ホルモンのバランスが崩れるなどして、妊娠ホルモンが微量に分泌される場合があります。この微量に分泌された妊娠ホルモンに、妊娠検査薬が反応することで、疑陽性を示す可能性があります。妊娠しているかどうかは、妊娠検査薬だけでなく、医師による診察を受けて確認してください。
病院へ行くタイミングはいつですか?
A.妊娠検査薬で陽性が出た場合は、できるだけ早く病院を受診しましょう。もし陰性であっても、お身体のことで不安なことがある方は、ぜひお気軽にご相談ください。
今大学生ですが、妊娠したかもしれません。どうしたらいいですか?
A.学生のあいだに妊娠されると、とても不安に思われることでしょう。まずは、妊娠検査薬を使用し、陽性反応が出たら、クリニックで正常妊娠かを確認してください。妊娠を確認されましたら、できるだけ早くパートナーや保護者の方と話し合い、今後の方針を決めてください。大学生で妊娠する方の中には、一人で悩みを抱え込んでしまう方も多くいらっしゃいます。しかし、その間にも赤ちゃんは成長しており、中絶手術ができなくなる期間に入ってしまいます。 大学生で妊娠した方の中には、出産された方も、中絶を選ばれた方もいらっしゃいます。出産を選んでも、中絶手術を選んでも、あなたの決断が間違っているということは絶対にありません。だからこそ、出産か中絶手術かを選択することができる早い段階で、周りの方々と相談し、これからのことを考えていく必要があるのです。妊娠したかもしれないと思ったら、不安で押しつぶされそうになるかと思いますが、まずは妊娠検査薬やクリニックで妊娠を確認し、しっかりとパートナーや保護者の方と話し合うようにしてください。
中絶を考えている場合どこの病院へ行けば良いですか?
A.中絶手術を考えられている場合には、中絶手術が受けられる、産婦人科・婦人科・レディースクリニックなどを受診しましょう。当クリニックでは、妊娠12週未満の初期中絶手術を扱っております。
未成年でも人工妊娠中絶手術は受けられますか?
A.未成年の方でも、人工妊娠中絶手術を受けることは可能です。ただし、同意書に親権者や保護者の署名・捺印が必要になります。また、本人と配偶者(相手の男性)双方の署名・捺印も必要です。
人工妊娠中絶手術の費用を教えてください。
A.当クリニックの人工妊娠中絶手術の費用は、下記の通りです。費用に関しては、妊娠週数によっても異なりますので、くわしくはお問い合わせください。
人工妊娠中絶費用(12週未満):121,000円〜
※別途検査代や麻酔代等頂戴いたします。
人工妊娠中絶手術を受けると不妊になりますか?
A.人工妊娠中絶手術を受けても、不妊になるということは、基本的にはほとんどありません。しかし、手術後に再度妊娠できるかどうかは、患者様一人ひとりのお身体によって異なります。熟考の上、後悔のないよう判断してください。
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    予期せぬ妊娠がわかり、出産するか、中絶手術を受けるか悩んでいる方へ。お一人で悩まず、安心して相談できる窓口がありますので、ご紹介いたします。

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    妊娠したけれど、何らかの事情で産むことができず、つらさや不安を抱えている方を多く診て参りました。おひとりで悩まず、ぜひ当クリニックへご相談ください。

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    子宮頸がんワクチンのキャッチアップ接種が2025年3月31日で終了します。くわしくはキャッチアップ接種の終了についてをご覧ください。

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